パワースポットとは、大地などの超自然的な力によって、癒しや回復、元気が得られるという場所で、気場、エネルギースポットなどという言い方もあります。パワースポットという言葉自体は比較的新しく、オカルトや超自然主義などの流行にともなって、1990年代から使われ出したものです。しかし、大地などの霊的な力に由来する信仰は、大昔から自然崇拝の形で各地に存在していたものです。パワーの根拠は、宗教や風水、化学的実証などいろいろあります。
日本のパワースポットとしては、富士山や三輪山、高尾山、御嶽山、伊勢神宮や出雲大社、浅草寺や善光寺などが有名ですが、どのような山岳、神社仏閣にもなんらかのパワーが存在しているともいえます。また、伊那の分杭峠のように宗教などとは関係がなく、磁場としてエネルギーが体調などに影響すると考えられているものもあります。世界のパワースポットとしては、アメリカのアリゾナ州のセドナやハワイのキラウェア火山、オーストラリアのエアーズロックなどの大自然、フランスのモンサンミシェルやカンボジアのアンコールワットなどの寺院、エジプトのピラミッドやペルーのマチュピチュなどの遺跡など数々あり、枚挙にいとまがありません。パワースポットを訪れてどのようなパワーを得られるかは、人により千差万別ともいえますが、多くの人が清浄な気に心を癒されたという思いを得られていることが、評判を呼んでいるにちがいありません。