上水管取り出しに用いられる不断水工法とは

慢性的な不況によって建設業界もその影響を受けて、受注実績や新築件数は下降線をたどっていましたが、ここに来て建設着手件数は増加傾向にあります。

低金利による資金調達がしやすくなったことと、消費税増税前の駆け込みラッシュや住宅エコポイントの活用が、その主な理由です。新築工事では、敷地内に上水道や下水道やガスの管を引き込む必要があります。このうち、上水道は多くの自治体で施主の負担となっているため、工事費はできるだけ安価にすることが求められます。一般的に上水道の引き込みは、道路を掘削して本管を掘り出して枝管を接続することで行われます。

道路の掘削なので交通規制をして作業するため、利用者にとっては渋滞の影響は避けられません。加えて、上水本管の接続は断水してから行われてきましたので、周辺地域への多大な影響が問題になっていました。こうした状況から開発されたのが不断水工法です。これは、上水道本管に分岐サドルと呼ばれる部品を接続して削孔して、枝管を接続する工法です。本管の断水をせずに管の接続ができることが最大の特徴とメリットであり、穴あけ時に発生した管の切りくずは本管の水圧によって管内部に入ることはなく、外部に流れ出ます。

上水道管理者である地方自治体の認定工法でもあるので、上水接続時にはほぼすべての作業がこの不断水工法で施工されています。不断水工法の分岐サドルによる削孔は、上水だけでなく都市ガス管においても採用されています。都市ガスは酸素がある状態でのみ燃焼するため、本管に充満しているのはガスのみであるため、穴あけ時に火花が出てもガスに引火する心配はありません。

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